定期総会・経済学部オレンジの集い実施報告

2019年6月1日、恒例の経済学部同窓会定期幹事総会・「オレンジの集い」が午前10時から四谷の主婦会館「プラザエフ」で開催された。

第1部 経済学部同窓会定期幹事総会

幹事総会が会館8階の「スイセン」の間で、60名程の出席のもと、石毛利夫常任幹事の司会で開催され、村田紀敏会長((㈱セブン&アイホールディングス前会長))の挨拶、来賓紹介、議長・書記選出の後、議事の審議に入った。
第1号議案は、昨年度の事業報告について、花澤幹事長より昨年は、会員数の激減、組織の担い手の不足、財政の困難化などを踏まえて、経済学部同窓会の組織のあり方に関して、抜本的な検討を行ってきたことが報告され、承認された。
続いて昨年度の決算報告について、高森正雄事務局長から、収入が1割程度減収したが、支出削減に努めて、昨年度の繰越金の補填で何とか乗り切ったと報告され、承認された。第2号議案は、2019年度の活動方針・事業計画について、花澤幹事長より新しい同窓会を創っていくため以下のように報告され、承認された。

花澤良三幹事長からの報告

花澤良三幹事長からの報告


2019年度活動方針0事業計画
1.基本活動方針
(1)意思決定プロセスの効率化・組織等改革委員会、合同幹事会の活用
(2)組織の簡素化。担い手の確保・部会の統配合・次世代に繋げる人材の育成及び活動
(3)マニュアル方式からデジタル方式への段階的移行に関する検討・将来の担い手の確保の困難性を見据えての同窓会報のあり方の検討・メルマガやホームページを活用した会員との意思疎通の促進
(4)学生を含む若手に対するネットを通じた同窓会の魅力・メリットのアピール
(5)既存の財務システム、会員管理システムの簡素化等を通じた事務局運営費用の削減 (6)2020年秋に予定される経済学部創設100周年記念行事への協力準備
2.専門部会による経常的な活動の実施
・「経済学部オレンジの集い。森嘉兵衛賞授与式」の開催
・忘年パーティーの開催
・教授会との共催による「卒業祝賀会Jの開催
・同窓会報の発行、ホームページ・QRコードの運営
・エンジョイ経友会活動の継続
・学生支援活動の継続― 「デイベート大会」「プレゼンテーション大会」「インターンシップ」等への支援・協力
・教授会執行部との定期懇談会の開催
・校友会及び他学部同窓会との連携、年度同期会関連対応
続いて高森正雄事務局長から2019年度の予算案、収入507,1万円、支出504.3万円(2.8万円の黒字)が提案され承認された。

ご来賓の奥山利幸法政大学常務理事と鈴木豊経済学部長

ご来賓の奥山利幸法政大学常務理事と鈴木豊経済学部長

第2部 第27回森嘉兵衛賞の授与式

幹事総会終了後、第27回森嘉兵衛賞の授与式が行われた。
森嘉兵衛賞審査委員会の委員から、今年度は、A賞として郭洋春『国家戦略特区の正体』(集英社、2016年)が決定された旨の報告があった。

村田紀敏同窓会会長より森嘉兵衛賞を受け取る 郭洋春氏(立教大学総長)

村田紀敏同窓会会長より森嘉兵衛賞を受け取る 郭洋春氏(立教大学総長)

郭洋春氏は、挨拶にたって、1983年の法政大学経済学部卒であり、在学中には南克己教授のもとで『資本論』について厳しく教えられ、自分の卒業時に先生が千葉大学に転職してしまったため、先生の推薦もあって、立教大学の大学院に入学し、爾来アジア経済、開発経済を学び、立教大学経済学部に就職し、昨年、立教大学の総長に就任したなど、巧妙とユーモアーあふれる語り口で聴衆をわかせていた。
(森嘉兵衛賞審査委員会の報告書と『国家戦略特区の正体』についての村串法大名誉教授の講評は、HPに掲載されているので参照)

 

第3部 「経済学部オレンジの集い」

1.「法政大学と経済学部の近況ご報告」
続いて経済学教授会との共催で経済学部「オレンジの集い」が、約100名が参加して教授会主任杉本教授(法大経済学部出身)の司会のもと、珍しく定刻どおり午前11時からから行われた。
恒例になっている「大学の近況」について、奥山利幸(法大経済学部出身)法政大学常務理事から近年法政大学への応募者が上位にあり、大学校格が高まっていると報告され、「経済学部の近況について」鈴木豊学部長が、来年は経済学部設立100周年にあたるので、記念事業をおこなうことを検討中であり、10月24日(土)に記念集会を開くことを決めたと報告された。
2.「記念講演」
続いて「記念講演」は、図らずも森嘉平衛賞の受賞者である郭教授の受賞著書『国家戦略特区の正体』のテーマで行われた。
郭教授は、巧みな話術を駆使して分かりやすく、2014年から安倍政権がトップダウンで策定し実施してきた『国家戦略特区』が、本来途上国の経済発展のために作られた構想であるにも拘らず、先進国のわが国に見当はずれに適応しようとしたもので、これまでわが国が積み上げてきた国民生活をまもる保護的経済政策を、すべて市場に委ねることを是とするし新自由主義思想のもとに不要な規制とみなし、利潤肥大化のための経済政策であると批判した。講演は大変聴衆から好評であった。詳しくは、HP掲載の森嘉兵衛賞の講評を参照されたい。

講演する郭洋春氏

講演する郭洋春氏

3.「懇親パーティー」
村田紀敏会長の開会の挨拶、来賓祝辞として佐々木郁夫校友会会長、高橋敏社会学部同窓会会長の挨拶に続いて、鈴木豊経済学部長の乾杯の音頭で、現役学生10名が招待されピーク時100名ほどが参集し楽しく懇親パーティーが進行した。

パーティーで挨拶する村田会長

パーティーで挨拶する村田会長

パーティーで挨拶する佐々木郁夫校友会会長

パーティーで挨拶する佐々木郁夫校友会会長

学生会を代表してスピーチする中山香澄さん

学生会を代表してスピーチする中山香澄さん

経友会三人娘

経友会三人娘

懇親パーティー終了後、同窓会の慰労のため、30名ほどが居残り、同館2階ビュッフェで二次会を開催してめでたく終了した。

(文・副会長 村串仁三郎/写真・伊藤 章、菅野里見)