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森嘉兵衛賞

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 森嘉兵衛賞は、法政大学経済学部同窓会の創立を記念し、法政大学経済学部出身の優れた学者であった森嘉兵衛(もり かへい)先生の研究業績を偲び、森先生の学風にふさわしい研究業績をあげた学者・研究者を顕彰することを目的に1993年に制定されました。

森 嘉 兵 衛 先 生 紹 介


森嘉兵衛先生は1929年(昭和4)3月、本経済学部を卒業された後、岩手県師範学校教諭、岩手大学教授、同付属図書館長、学芸学部長などを歴任され、また文部省の庶民史料調査委員や中尊寺金色堂修理保存委員会委員のほか、岩手県文化財保護審議会委員、岩手県史編纂委員長などとしても、文化財の保護や地域史の研究に大きな足跡を残されました。
また郷土の開発と発展に対しても常に強い関心を寄せ、盛岡市や岩手県の都市計画審議会や県農政審議会・水産審議会・卸売市場審議会・国土利用計画地方審議会・自然環境保全審議会などにおいても学識者の委員として重要な役割を担われました。
地域社会のこのような広い分野にわたる先生のご活躍は、広い学識と高潔な人柄と相まって、市民の強い信望を招きましたが、残念ながら1981年(昭和56)4月、病を得て77歳で死去されました。
没後、森嘉兵衛著作集刊行会と岩手県文化財愛護協会によって編集された『森嘉兵衛博士略歴・著作目録』によれば、生前、先生の執筆された著書は41点(47冊)、資料・報告書18点、論文89点、監修・編集の自治体史など18点(35巻)という膨大な数にのぼりました。
戦後、地方史の研究が進み、中方史に対する地方史の復権が叫ばれてきましたが、森先生のように生涯を郷土の研究に捧げ、その風土と歴史の解明に精魂を傾けた研究者は、他に例を見ることができません。
森先生の研究に見られる大きな特徴は、南部のきびしい風土のなかで生まれ、はぐくまれた多様な歴史事象を、衣食住や信仰などの民衆生活の分野に至るまで、地道な史料収集と厳密な実証分析によって、生き生きと再生された点ということができましょう。
そしてこうした研究を通じて繰り返し先生が自問されたテーマは、きびしい自然と頻繁な中央の侵攻によって立ちおくれた、この地方の社会経済的自立の問題でした。
このような特徴は、現在法政大学出版局から刊行されている『森嘉兵衛著作集』(全10巻)にも随所に認めることができます。

(文・法政大学名誉教授 山本 弘文)

 

略歴1903(明治36)年 盛岡市に生まれ、生涯大半をここで過ごす
1929(昭和04)年 盛岡中学を経て法政大学経済学部卒業
1950(昭和25)年 岩手師範教授を経て岩手大学教授
1951(昭和26)年 東北大学より経済学博士の学位を授与
1954(昭和29)年 岩手大学図書館長(~60年)
1960(昭和35)年 岩手大学学芸学部長(~66年)
1968(昭和43)年 岩手県文化財愛護協会理事長、76年に会長
1981(昭和56)年 盛岡市にて逝去
受賞・表彰岩手日報文化賞受賞(1949年)以来、河北文化賞、盛岡市政功労賞、文化財功労賞、勲三等旭日中綬賞、岩手県政功労賞等を受賞
学会・その他の委員社会経済史学会評議員のほか土地制度史学会、東北都市制度学会、東北経済学会、東北史学会、岩手史学会の評議員や理事を兼務。文部省文化財保護委。中尊寺金色堂修理保存委員会委員ほか35の委員会の委員を兼務
著書処女作『旧南部藩に於ける百姓一揆の研究』や名著『日本僻地の史的研究上下』を含めて41点(47冊)。主な著作は、法政大学出版局発行『森嘉兵衛著作集』全10巻に収録されている
資料・報告書・論文近世中尊寺修理記録、日本庶民生活資料集成等11編。三陸沿岸塩害総合調査報告書等7編。明治初期の土地改革、安藤昌益の変身、西行と義経等89編
監修・編集岩手県史(12巻)等18編

※参考:山本弘文「経済学部が生んだ碩学・森嘉兵衛教授」(法政3月号)
:「森嘉兵衛博士略歴・著作集」
(森嘉兵衛著作集刊行会、岩手県文化財愛護協会)

 

森 嘉 兵 衛 賞 概 要

賞の対象または選定基準
【A賞】
法政大学に何らかの関係を有する新進の学者・研究者による、独創的かつ実証的な研究を行った著書・論文で2~3年以内に発表されたもの

【B賞】
法政大学とは特に関係なくとも、地方・地域研究に関する優れた研究を行った著書・論文で2~3年以内に発表されたもの

【特別賞】
A賞、B賞に該当しないが、顕著な成果を修めたと認められる著書・論文で2~3年以内に発表されたもの

賞状及び賞金
受賞者には賞状を授与し、各々に賞金10万円を贈り栄誉を讃える
※2014年6月7日の経済学部同窓会総会において、森嘉兵衛賞の賞金規定、各々20万円を各々10万円と改正された。

審査
経済学部同窓会長の推薦する経済学部長ほか学識経験者5名を審査委員とする審査を行い、合議の上決定する

応募要綱
自薦、他薦は問わない。推薦文(1000字)と応募作品を経済学部同窓会事務局に送付のこと

次回募集
・締め切り:毎年年12月20日
・送り先:法政大学経済学部同窓会事務局
(住所は左側をご覧ください)
・授与式:経済学部同窓会定期総会にて行う。

その他、応募に関するお問い合わせは事務局まで

 

歴 代 受 賞 者 一 覧

(リンクのある回もしくは賞をクリックすると、詳細が見られます)

第26回
(2018年)
A賞大平佳男『日本の再生可能エネルギー政策の経済分析』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第25回
(2017年)
A賞該当者なし
B賞久慈勝男『日本人と馬の文化史』
特別賞該当者なし
第24回
(2016年)
A賞該当者なし
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第23回
(2015年)
A賞黒川和美『官僚行動の公共選択分析』
川崎一泰『官民連携の地域再生』
第22回
(2014年)
A賞川上忠雄『1847年恐慌』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第21回
(2013年)
A賞西川雅史『財政調整制度下の地方財政』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第20回
(2012年)
A賞鈴木基史『平和と安全保障』
B賞早川征一郎『イギリスの炭鉱争議(1984~85年)』
特別賞該当者なし
第19回
(2011年)
A賞該当者なし
B賞該当者なし
特別賞奥山利幸『ミクロ経済学』
第18回
(2010年)
A賞洞口治夫『集合知の経営-日本企業の知識管理戦略』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第17回(2009年)A賞該当者なし
B賞野原建一『たたら製鉄業史の研究』
特別賞該当者なし
第16回(2008年)A賞東条勝洋『木曽・王滝「官」の村から』
B賞小野崎敏『【小野崎一徳写真帖】足尾銅山』
特別賞該当者なし
第15回(2007年)A賞馬場敏幸『アジアの裾野産業』
B賞細田亜津子『雲の上の哲学者たち』
特別賞村串仁三郎『大正昭和期の鉱夫同職組合「友子」制度』
第14回(2006年)A賞該当者なし
B賞森廣正『ドイツで働いた日本人炭鉱労働者』
特別賞該当者なし
第13回(2005年)A賞阿部弘子『株価暴落が大恐慌を引き起こしたのか 1929~33年アメリカのドラマ』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第12回(2004年)A賞山口秋義『ロシア国家統計制度の成立』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第11回(2003年)A賞片桐康宏『The Mississippi State Sovereignty Commission ; Civil
Rights and States Rights.』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第10回(2002年)A賞平井陽一『三池争議戦後労働運動の分水嶺』
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第9回
(2001年)
A賞該当者なし
B賞坪内安衛『石炭産業の史的展開』
特別賞該当者なし
第8回
(2000年)
A賞斎藤實『アメリカ物流改革の構造トラック輸送産業の規制緩和』
B賞該当者なし
特別賞澤田幸治『再生産論と現状分析日本資本主義の戦前と戦後』
第7回
(1999年)
A賞相沢幸悦『ユニバーサル・バンクと金融持株会社』
B賞宇佐美ミサ子『近世助郷制の研究』
特別賞該当者なし
第6回
(1998年)
A賞飯田隆『イギリスの産業発展と証券市場』
B賞太田貞祐『「足尾銅山の社会史」ほか足尾銅山史全5冊』
特別賞該当者なし
第5回
(1997年)
A賞該当者なし
B賞該当者なし
特別賞該当者なし
第4回
(1996年)
A賞該当者なし
B賞大島英介『小田為綱の研究及び小田為綱資料集』
特別賞高懸雄治『ドル体制とNAFTA』
第3回
(1995年)
A賞該当者なし
B賞佐々木京一『南部盛岡藩の権力闘争』
特別賞山村學『物流経済発展の構造』
第2回
(1994年)
A賞該当者なし
B賞又吉盛清『日本植民地下の台湾と沖縄』
岩本富貴栄『続鎌倉教育史』
特別賞該当者なし
第1回
(1993年)
A賞洞口治夫『日本企業の海外直接投資アジアへの進出と撤退』
北条祐雄『現代アメリカ資本市場論構造と役割の歴史的変化』
B賞寺島敏治『釧路の産業史』
特別賞豊田国夫『南部藩三戸物語・代官所御物書の日記』

 

 


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