経済学部同窓会がプレゼン大会を後援

経済学部同窓会がプレゼン大会を後援
恒例の第6回プレゼン大会が12月12日(土)、多摩キャンパス100周年記念館国際会議場で開催された。この日は36チーム中予選を勝ち上がった6チームにより決勝戦が行われ、結果は以下の通りとなった。
・優 勝 杉本ゼミ・小島チーム「新国立競技場の五輪後のレガシー創出」
・準優勝 馬場ゼミ・渡邊チーム「女性が働きやすい日本社会をつくるためには」
この大会は経済学部学会(事実上の教授会)が主催し、経済学部同窓会が後援を行っている。表彰チームと3~6位までのチームに学部長名の表彰状やカップが贈られ、同窓会からは副賞として賞金を贈呈した。大会はテーマが多彩で、研究成果をもとにパワーポイントを使用してわかりやすい発表が行われた。この大会は、6年の間にすっかり根付き、後援者として初回からかかわってきた同窓会として一定の役割を示せたものと思う。なお、今回審査員として参加した花澤常任幹事から審査の感想を寄せていただいたので以下に紹介したい。

第6回プレゼンテーション大会に審査員として参加して
この度経済学部の第6回プレゼンテーション大会に審査員として参加させて頂きました。審査員は教授5名とOB2名で構成されて審査を行います。
OBとして、私と嶋崇さんが出席しました。私はセブン―イレブン・ジャパンに約27年在籍して、会議において多くのプレゼンを受け、その経験を生かしてOBの立場で学生の皆様方にアドバイスできればと思って参加しています。
プレゼン大会の評価は①「情報収集力」②「論理性」③「着眼点」④「プレゼン力」⑤「質問対応力」に対するものです。
OBとして、教授と違った対場で判断しましたが、その結果OBと教授の評価が今年は大きく食い違いました。今年は参加6チームが、かなりレベルが高く、甲乙つけ難い状況でした。
私達OBは永岡ゼミ(渡辺チーム)の「社会人基礎力向上計画」を興味深いテーマであり、1番と評価したのですが、結果は最下位でした。論理の進め方において大学の必修課目」にすべきとの考え方や学生として、「目先の利益の追求」と捉えられて、低い評価となった様です。OBとしては、自らが現在の大学生の抱えている一番の問題点に取り組む姿勢を評価しました。うまく指導してあげれば、一番になれると思いました。またOBが高い評価をした事を励みしてもらえればと思いました。また4位となった永岡ゼミ(砂田チーム)「伝統工芸再生の取り組み」をテーマとした発表も2番目に評価しました。伝統工芸品の販売に対するアイデアは非常に若者らしい、良い発想と思いました。問題点は伝統工芸の捉え方、後継者に対する取組について、アイデアを出してもらうと面白い発表になったと思いました。他の4チームの発表もすばらしかったです。OBでの視点で評価させて頂きました。(文・花澤/写真・菅野)

 

プレゼン大会全景 発表風景