6月24日(土)12時30分から、経済学部棟305教室で学生20名、教員4名、同窓会員9名、計33名が参加して第14回経済学部学生ディベート大会が開催されました。
12時半から始まった大会は、先ず池上宗信教授会副主任と学生会代表の遠藤千加さんから開会の挨拶があり、続いて審査方法、ルールの説明と審査委員紹介ならびに選手紹介のあと、決勝戦が始まりました。
6月9日、16日の予選では4ゼミ、7チーム(約35名)が参加し、3つの論題のもとで戦いが繰り広げられ、24日当日は下記のテーマで予選を勝ち抜いた岡部ゼミ②チームと岡部ゼミ①チームによって決勝戦が行われました。
「日本は外国人労働者の受け入れを拡大すべきか否か」というテーマのもと両チームは肯定、否定それぞれの立場から白熱した議論を戦わし、立場を替えた入れ替え戦も行われました。
論理性や資料・データの分析力などを競う熱のこもった戦いは、教員の山田快先生、菅幹雄先生、同窓会の花澤良三氏、嶋崇氏の計4名の審査員による採点の結果、優勝は岡部ゼミ②チーム、準優勝は岡部ゼミ①チームとなりました。
表彰式では池上教授会副主任から賞状授与が村田同窓会会長からは賞金授与が行われ、続いて審査員による講評、最後に村田同窓会会長・花澤幹事長の挨拶、学生会代表の植田臨太郎さんから閉会の挨拶があり3時間におよぶ大会の幕は閉じられました。村田同窓会会長の挨拶では次のような発言がありました。
「ディベートは<肯定、否定>を互いに交代しながら行う論証の戦いですが、ここではデータからの論点説明だけではなく、テーマの主人公の立場に立って考えることが重要だと思います。この立場でデータを分析すると、多様な考え方ができます。
今回のテーマは<海外からの労働者受け入れ>ですが、海外からの労働者にとっては先ず日本が魅力的な国であるかどうかが重要なポイントになると思います。 魅力ある国造りは若い皆さん方の発想力に掛かっています。今後もディベート大会などが経済学部で末永く続けられることを期待しています。」
最後に、参加チームや企画の運営に携わってきた学生会役員の皆さん、新学期早々の奮闘ご苦労さまでした。
今大会の運営を取りまとめてきた学生会代表の遠藤千加さんから感謝のメッセージが寄せられているので以下に紹介したい。
(文/写真・菅野里見)
第14回学生ディベート大会に参加して
経済学科3年 学生会代表 遠藤千加
同窓会や教授会をはじめ、多くの方々のご後援のおかげで今年も無事にディベート大会を開催することができました。大会にご協力いただいたすべての方に心より御礼申し上げます。
新型コロナウイルスが収束に向かいつつある中、各種の制限が緩和されたことにより、今年は大変活気のある白熱したディベート大会となりました。今年は去年に比べ参加チーム数が少ない大会となりましたが、今後は、学生会を通じてより多くの学生にこうした伝統的なイベントに興味を持ってもらえるよう努めて参る所存です。
これからもイベントを通じて積極的に法政大学経済学部を盛り上げて参りますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。