2018-10-25

第20回同窓会海外旅行・ロシア旅行記

 

村串仁三郎 (経済学部同窓会副会長)

 

 第20回経済学同窓会の海外旅行先は、ロシアと決まって、誘われるままに参加することにしました。私がこの旅行に参加するにいたった事情については、このHPの「特別講座」に書いておきました。
9月5日から11日まで5泊7日のロシア観光旅行は、前半の3泊4日のサンクトペテルブルク観光で、贅沢にして壮大なエルミタ-ジュ宮殿と博物館の膨大な美術コレクションとにただただそのすごさに驚くばかり。私は体調不良で参加しなかったバレー「白鳥の湖」の観覧も、皆さん方、非日常の世界にふれてご満悦のようでした。

エルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルクの建築物群、エルミタ-ジュ博物のコレクションが、ロシア帝国の王族たちが、周辺の異民族から収奪した富と広大な地域に住んでいた多数の農奴から搾り取った富とで創られたことを思うと、ロシア革命が起きるのも何故か肯けるような気がしました。
金をふんだんに使った世界遺産のロシア正教会の一連の寺院も、美しいと言うべきか恐ろしいと言うべきか、ヴァチカンよりキンキラキンで、わが国には観られない贅を尽くしたもので目を丸くしました。

エルミタージュ宮殿の『玉座の間』

エルミタージュ宮殿の『玉座の間』

後半の2泊3日のモスクワ観光は、クレムリン宮と赤の広場(赤とはロシア語で美しいという意味もあり)の見学、宮殿内の財宝のコレクションは、絢爛たるものでした。

クレムリン内散策

クレムリン内散策

モスクワ観光の仕上げは、郊外にあるチャイコフスキー博物館の見学、退屈の方もいたかもしれないが、ロシアが誇る世界的作曲家の一端に触れ、皆さん方感慨深いようでした。 モスクワの中心地の新しい高層建築群は、なかなかアバンギャルドで個性的、世界水準のように思えたが、市外に通じる高速道路は、時に片側8車線で、さすが大ロシアを彷彿させ、将来の発展を予感させるものでした。
ロシア料理については、賛否が少し分かれそうでしたが、概ねおいしかった。ご1行15名様、同窓会幹事長花澤さん、前幹事長加藤さん、事業部長元角さん、最高齢者93歳の長山さん、などそうそうたる参加者一同、親交を深めつつ、それぞれ満足のいく楽しい旅行のようでした。

上島さんの水彩スケッチ・クレムリンの聖ワシリー寺院

上島さんの水彩スケッチ・クレムリンの聖ワシリー寺院

(文/写真・村串仁三郎 経済学部同窓会副会長