法政大学経済学部同窓会は 創立25周年を迎えました 法政大学経済学部同窓会事務局 〒194-0298 東京都町田市相原町4342 電話・FAX:042-783-2550 (火・水・金曜 9時〜16時) |
法政大学経済学部同窓会>森嘉兵衛賞 森嘉兵衛先生紹介|概要|受賞者一覧
森嘉兵衛賞は、法政大学経済学部同窓会の創立を記念し、法政大学経済学部出身の優れた学者であった森嘉兵衛(もり かへい)先生の研究業績を偲び、森先生の学風にふさわしい研究業績をあげた学者・研究者を顕彰することを目的に1993年に制定されました。
また郷土の開発と発展に対しても常に強い関心を寄せ、盛岡市や岩手県の都市計画審議会や県農政審議会・水産審議会・卸売市場審議会・国土利用計画地方審議会・自然環境保全審議会などにおいても学識者の委員として重要な役割を担われました。 地域社会のこのような広い分野にわたる先生のご活躍は、広い学識と高潔な人柄と相まって、市民の強い信望を招きましたが、残念ながら1981年(昭和56)4月、病を得て77歳で死去されました。 没後、森嘉兵衛著作集刊行会と岩手県文化財愛護協会によって編集された『森嘉兵衛博士略歴・著作目録』によれば、生前、先生の執筆された著書は41点(47冊)、資料・報告書18点、論文89点、監修・編集の自治体史など18点(35巻)という膨大な数にのぼりました。 戦後、地方史の研究が進み、中方史に対する地方史の復権が叫ばれてきましたが、森先生のように生涯を郷土の研究に捧げ、その風土と歴史の解明に精魂を傾けた研究者は、他に例を見ることができません。 森先生の研究に見られる大きな特徴は、南部のきびしい風土のなかで生まれ、はぐくまれた多様な歴史事象を、衣食住や信仰などの民衆生活の分野に至るまで、地道な史料収集と厳密な実証分析によって、生き生きと再生された点ということができましょう。 そしてこうした研究を通じて繰り返し先生が自問されたテーマは、きびしい自然と頻繁な中央の侵攻によって立ちおくれた、この地方の社会経済的自立の問題でした。 このような特徴は、現在法政大学出版局から刊行されている『森嘉兵衛著作集』(全10巻)にも随所に認めることができます。 (文・法政大学名誉教授 山本 弘文)
※参考:山本弘文「経済学部が生んだ碩学・森嘉兵衛教授」(法政3月号) :「森嘉兵衛博士略歴・著作集」 (森嘉兵衛著作集刊行会、岩手県文化財愛護協会)
【A賞】 法政大学に何らかの関係を有する新進の学者・研究者による、独創的かつ実証的な研究を行った著書・論文で2〜3年以内に発表されたもの 【B賞】 法政大学とは特に関係なくとも、地方・地域研究に関する優れた研究を行った著書・論文で2〜3年以内に発表されたもの 【特別賞】 A賞、B賞に該当しないが、顕著な成果を修めたと認められる著書・論文で2〜3年以内に発表されたもの ■賞状及び賞金 受賞者には賞状を授与し、各々に賞金10万円を贈り栄誉を讃える ※2014年6月7日の経済学部同窓会総会において、森嘉兵衛賞の賞金規定、各々20万円を各々10万円と改正された。 ■審査 経済学部同窓会長の推薦する経済学部長ほか学識経験者5名を審査委員とする審査を行い、合議の上決定する ■応募要綱 自薦、他薦は問わない。推薦文(1000字)と応募作品を経済学部同窓会事務局に送付のこと ■次回募集 ・締め切り:毎年年12月20日 ・送り先:法政大学経済学部同窓会事務局 (住所は左側をご覧ください) ・授与式:経済学部同窓会定期総会にて行う。 その他、応募に関するお問い合わせは事務局まで
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